団栗村の住職さんの説法コーナー20
夏の作業は大変だがね「あちぃぃぃ」・・・

ホームページをご覧の皆さん、拙僧のページへようこそ。バイクのレストアって格好良く聞こえますが冬には冷えて腰は痛いし夏は暑さでバテるし蚊に食われて格好良い何てもんじゃありゃしません。
でも夢中になってしまうんですね、そう子供の頃のように・・・。このCB125が壊れたら、今度は250ccにチャレンジしたいものです。

5月11日
レストアにかかりだして半年、中腰の姿勢やコンクリート上での作業で腰痛が悪化して治療院に通院しながらの作業が続く。
前回、組み違えたリアスイングアームのゴムブッシュを正式に組み直す。今のようにデジカメの時代じゃなかったので写真代が結構いりましたね。
テールランプステー、チェーンケースを灯油で油研ぎする。特にチェーンケースの裏側はチェーングリスなどがこびり着きペーパーで水研ぎなんて不可能で灯油を付けてゴシゴシ。
油研ぎ後は中性洗剤で綺麗に洗って車庫の天井から針金でつり下げておく。

5月18日
雨で白馬キャンプツーリングが中止となり朝から作業。雨だと塗装ができないのが残念ですがサフェーサーと下地の白を塗るまではできます。
そうそう、腰痛対策にグラインダーと万力を取り付けた高さ30pの作業台を作りました。少しは楽になれば・・・ね。
テールランプステーとチェーンケースの下地作り。この頃には缶スプレー代が予算オーバーとなりCB650の車検代にも響くようになり、一回サフェーサーを塗ったらペーパーがけは無しにして下地の白を噴く事にした。
塗装の乾くまでの時間に作業台のグラインダーに布バフを取り付けてフロントアウターフォークのバフ掛けに入る。
最初は日本メグロ旧車倶楽部愛知の方に頂いた固形ピカールで汚れを落とす。これを大量に貰ったんで助かりました。何種類ものコンパウンドは用意する資金が無く固形ピカールと青棒のみ、でも顔が写るぐらいにはなりましたに。この頃の昼食は時間節約でカップラーメンでした。
磨き終わってオイルシール交換となる。磨く前にメッキのカバーやサークリップ他も外してあった。シールを外すのはタイヤレバーの先にガムテープを巻いてフォーク内部を傷付けないように少しづつ抜いた。
打ち込みは専用工具は無いのでアウターフォークに新品のシールを手で少し押し込んでその上に古いシールを置いて角材を当てて金槌で打ち込んだ。割と楽に入りましたよ。
メッキカバー他を取り付けてインナーフォークを挿入しアウターフォーク下部から六角ボルトをネジ込めばOK。六角ボルトには液体パッキンを着けました。ドライバータイプの六角レンチは重宝しますに。
フロントフォーク周りを組み上げました。
ずいぶんとバイクらしくなって来ましたね。
エンジンをフレームに乗せるのは重労働です。フレームにゴムチューブを巻いてキズが着かないようにしましたが一苦労しますよ。
キャブレターとエアエレメントも着けました。
月19日
いやいや何も考えずに塗装してきましたんでフロントフォーク周りの組み立ては手間取りました。三つ又をインナーフォークが入る内側まで塗装したもんですから当然インナーフォークは入りません。
一旦乾いた塗装を削るのは大変面倒な作業でした。この日はタイヤの装着まではできずで車庫の隅に移動するのに重くて重くて・・・。

5月26日
鶴舞の南海部品でスクーター50cc用のリアサスペンションを二本購入。スプリングが白で本体が赤のハデなやつです。フロントフォークのオイルとタンクにラインを入れる黒いラインテープにCB125のロゴステッカーを購入した。
サイドカバーにラインテープを貼るが、曲線が難しかった。曲げる部分にカッターで切れ目を入れてなんとか。その中程にCB125のステッカーを貼りFRP用のクリアーを噴いた。
チェーンケースとテールランプステーのクリアー塗装をしつつフロントフォークオイル交換をする。インナーフォークのてっぺんにあるフォークボルトが硬く、メガネレンチとハンマーを使って緩めた。すると何と中のクッションスプリングの長さが左右違っていた。ストックしてあった数本と並べて同じ長さの物を入れる。
フォークオイルはカヤバG10S600一般市販車用。140ccづつ入れた。購入したリアサスは純正品ではないのでアッパーメタルの幅やゴムブッシュの穴の大きさが合わず純正の古いリアサスから流用して間に合わせた。リアブレーキ周りを掃除してリアホイール一式を借り留め。これで移動が楽になります。
前後の足回りが装着されれば移動も楽です。写真はエンジンとマフラーまで取り付け終了のものです。
6月2日
車庫の棚を探っていたら“ホルツ・メッキ部品専用錆び落とし”なるものが出てきた。これでリムを磨く事にする。グラインダーに布バフを取り付けてリムに錆び落としを塗り根気よく作業して行くと「おぉ〜」と声を上げたくなる程にひどい錆びが落ちて行き、メッキの輝きが戻って来たのには驚いた。
ただ、リアのホイールはスプロケットの中の大型サークリップがどうしても外せず細かい所までは磨けずに終了。リアサス上部ボルトの錆びがひどかったが知人から譲って貰ったホイール止めボルトを使用した。
この日は他にテールランプステー、チェーンケースの再度のクリアー塗装にハンドルポストの本塗装をした。が、車庫に古い缶スプーレーがあったので使用したら見る間にドロドロと溶けてしまった。使っていた塗料はホルツカー用ウレタンアクリル、古かったのはアクリル塗料・・・やはり同じ性質のものじゃないとダメみたいね。
おかげでシンナーで全て洗い流して大変な目に遭いました。

6月8日
細かい作業で剥げたフレームの塗装修復をする。その部分を中性洗剤で洗って乾燥させておこなった。確か修復はハケでやったはずです。
ガソリンタンクの再度のクリヤー塗装、リアブレーキ周りとヘッドライトにメーターを組み付けて配線の取り回しを考えた。ホームセンターで購入したステンレスのワッシャー類を使用して塗装を削らないように各部ボルトを締める。ハンドルにハンドルポストからグリップ周りとスイッチ類とアクセルワイヤーを取り付けた。
この組み付けの時は慎重にボルト等を締め込まないと塗装をダメにしてしまうので注意して行ったのを思い出す。

6月9日
午後2時より作業開始。エンジンのバフ掛けをする。布バフと固形のピカールを使うがこの固形ピカール、飛び散らなくて助かりますよ。費用を抑えるためにこのピカールと青棒のみでクランクケースを磨いた。
細かい箇所は細い真鍮ブラシをグラインダーに取り付けて根気に磨き続ける。
サイドカバーの塗装は割と早かった。FRP用のサフェーサーも塗料も乾燥が早く楽でした。が、数年たつと色あせもヒビが入るのも早かった。
黒で細いラインテープの曲がり角が難しかった。
知人より譲って貰ったホイール止めのボルト。結構ピッタリとしませんか。
アッパーメタル部分が狭く、座金を何枚か重ねてある。
スイングアームとリアサスの取り付け部分は丁度ピッタリでした。
ウレタンアクリルで塗装したチェーンケースやフレーム部分は現在も色鮮やかですよ。
ずいぶんと素人ながら作業は進みました。本当のレストラーからすれば幼稚な手順かもしれませんが楽しくやってます。
次回はエンジンをフレームに乗せる記事となると思います。