団栗村の住職さんの個人ページ
説法コーナー9
♪あかぁいぃ〜夕日よぉ燃えぇ落ちぃてぇ〜♪・・・の小林旭の「ギターを抱いた渡り鳥」が拙僧の愛唱歌です。ツーリング中に眠くなったら大声で歌うと目がパッチリと冴えて元気になりますのじゃ。
ギターを抱いてはバイクに乗れませんが、キャンプ道具と一緒に入れるラジカセとともに旅のお供になっております。シーズンオフの誰も居ないキャンプ場で、一人で夕日を見て戦前、戦中、戦後の歌謡曲を聞きながらテントから顔を出して地元で仕入れた焼酎をチビチビやるのが最高の拙僧の贅沢です。
一人のキャンプでも幽霊は怖くはありません、怖いのは夜中に周りを歩く人間の足音なのです。「えっ」あれは幽霊・・・何て考えつつ拙僧の一人旅シリーズが本日より始まりです。乞うご期待!!。
一人じゃなくて良かったです。さあ、大いに飲みましょう。
バイクのキャンプでシャブシャブなんて最高だがね。ありがとう。
シーズンオフのキャンプでは、殆ど一人で野営をしていた住職さんは秋田のライダーS氏と意気投合。ライダーと言うだけで見知らぬ土地で見知らぬ人と酒が飲めるなんて、「旅は良いなあ、人生もしょせん旅だなぁ」と、小林 旭の惜別の歌のセリフが聞こえて来た気がしました。
9月15日
私が代表をさせて貰っている倶楽部の夏のキャンプツーリングの行き先が長野県は霧ヶ峰の鎌ヶ池だった。それが素行の悪い私への天からの天罰か、雨で中止となってしまったのです。
月刊アウトライダー復活号の写真を観て、居てもたってもいられず愛馬シャドウにテントを積んで出かけることにした。三年前の9月にも行きましたが良いキャンプ場ですに。祭日なので通勤ラッシュは無いと考え、名古屋市内を抜けてR153で飯田市まで走行。飯田IC〜伊那ICまで中央道を使い、高遠市からはR152通称杖突街道を使う。
この街道は山々と田畑と花々に彩られたライダーに優しい道路です。昔は杖を突かないと越せなかったんだろうね。茅野市〜蓼科湖へ向かうと祭日で凄い混雑、食事をする場所にも困ってしまった。
蓼科湖畔の食堂で信州ソバを食べる。R299に出て横谷渓谷で一番近い距離の乙女滝のみ見た。緑の木々から流れ落ちる大量の水はキラキラと輝いて空気中で乙女のように舞っていた。
県道40で白樺湖にに出る。もうバイクと車で大渋滞。酒屋でビール焼酎つまみを仕入れてビーナスラインへと入って一目さんに鎌ヶ池キャンプ場へ逃げ込みました。人が少なくて静かで良いわぁ。湿原を散策して知り合った秋田県のライダーと意気投合し、満天の星空の下で酒宴を繰り広げたのでした。
                     一日目の走行 285.5q
R152通称杖突街道。綺麗なんだわぁ本当に。走っていて気持ち良くなりますに。
団栗村の住職さんの一人旅シリーズ!懐メロを歌う渡り鳥その一
霧ヶ峰の鎌ヶ池キャンプ場にてテントやタープの設営が終わり、まずはビールでいっぱい。
キャンプ場で知り合った秋田のライダーと意気投合。シャブシャブをご馳走になった。バイクのキャンプでシャブシャブは初めてです。
満天の星が綺麗ですよ。
こちらに来ると私の酒の仕入れ場所は白樺湖湖畔の酒蔵深山荘です。
たくさんの種類がありますに。
9月16日
朝4時30分に起床、6時5分にキャンプ場を出て美ヶ原美術館まで上がったが凄い濃霧でなにも見えず。
早々に下山。
安房峠の峠の茶屋で休憩。ここからは青空に恵まれての走行となる。
早朝、4時30分にトイレに起きると外はまだ暗い。暫くして陽光が闇を消しかけると同時に撤収作業をし、午前6時5分、秋田のライダーさんに見送られて美ヶ原へと向かう。
ビーナスラインはまだ眠っているかのように静かだ。その中で息を吸い鼓動しているのは私とシャドウだけ。何とも表現できないが気持ちが良い。美ヶ原の最高峰1959b、美術館まで来るが濃霧で視界30bでなにも見えない。
扉峠まで戻って無料になった「よもぎこば林道」現在は「アザレアライン」を下って松本市内へ、R158に入って松本ICをすぎたところのコンビニでパンとコーヒーで朝食。梓川沿いを走って奈川渡ダムを通過して釜トンネル前を通り安房峠へとハンドルを右に切った。
そう言えばこの峠は何回通った事だろう。上高地がマイカーで入れる頃、そう私がまだ二十歳そこそこの頃だなぁ・・・あの頃、年に二度も三度も通りましたがね。懐かしいなぁ〜!!
現在は殆ど車が通らない安房峠を排気音をアルプスの山々に響かせて峠の茶屋へ。毎回何台かは停まってるね。青空に映えるように上高地の前穂が見えた。岐阜方面へと下って神の湯でひとっ風呂浴びる。安房トンネルを掘ったら湯が出なくなったと聞いていたがやっていたんだ。十何年振りの入浴です。
その後は高山市内を通らずにR41へと出て再びR158に入って清見ICから東海北陸道を利用しての名古屋へカンバックでした。
                二日目の走行 334.1q
うみゃあでいかんわぁ!
旅の報告書
走行距離 合計619.6q
諸費用総額 13.963円
後記
祭日の観光地は混雑を覚悟して行かないとダメですね。私のように平日休みの人間には息ができなくなる位でした。
ですからよけいに必要以外のものは無い鎌ヶ池キャンプ場は都会の雑音に疲れた体を休めるのに最適でした。携帯も繋がらないなんてじゃまが入らずに「もおぉぉぉ最高ぉ」!!
皆さんも是非一度お出かけ下さい。但し、シーズンオフにね。
鎌ヶ池キャンプツーリングルート図
帰路に着く前に秋田のライダーさんと記念撮影。秋田の方の一眼レフでパチリ。
R153の伊勢神トンネル
ライダーの寄る喫茶シルクロードで休憩
根羽村ネバーランド
平谷村ひまわりの湯
昼神温泉
飯田ICより高速に乗る
高遠城跡
伊那ICで降りる
横谷峡滝が綺麗
蓼科湖
白樺湖は混雑
車山のレストラン眺望よし
鎌ヶ池キャンプ場
標高1959b美ヶ原高原
三城いこいの森キャンプ場
松本IC
コンビニで食事パンを食べた
上高地
安房峠の茶屋
神の湯で入浴
道の駅
裕次郎の歌が流れる板蔵ラーメン
バイクで走るなら最高のせせらぎ街道
東海北陸道清見ICで高速に乗り帰宅する。