団栗村の住職さんの懐メロを歌う渡り鳥シリーズ九十二
数ヶ月前より日活アクション映画特集ってのがTV放送されてます。もちろん見てますよ。小林旭の任侠ものでしたが拙僧は「ギターを抱いた渡り鳥」「銀座旋風児」なんかを観たいものです。
そんな懐かしい映画の中に流れる歌も良いもので、またまたキャンプ箱に懐メロのCDを仕込んで旅だちました。行き先は桜の時期に体調不良で行けなかった白川郷、五箇山です。同行者はBMWに乗る74才の元気ライダー、さてさてその旅物語はいかになりましたかご覧下さい。

HP担当 団栗村の住職さん

団栗村の住職さんの懐メロを歌う渡り鳥シリーズ28、白川郷・五箇山へのキャンプ旅!

団栗村の住職さんの白川郷、五箇山キャンプイラスト
五箇山の藁葺き集落を訪れた住職さんはその美しさに魅せられて「おら藁葺き職人になるだ〜」と職人さんに弟子入り、BMW石さんはこきりこ節で使用する古代民謡の楽器ささらの使い手になってしまいました。さてさて、どんと晴れ!

集合は東海北陸道・川島PA
川島PAの朝定食 6月17日
今回の集合場所はハイウェイオアシス川島です。「少し遅れるよ」と言っていたBMWに乗る石さんは私が着いた午前8時にはもう待っていた。
早く目が覚めてねぇ〜」・・・そう、最近私達の仲間内では朝の挨拶の言葉となってます。
PAでの朝食はやっぱり納豆と味噌汁の朝定食600円。はやり納豆がないとねぇぇ〜。
ぎふ大和PAで休憩 五箇山の相倉キャンプ場に泊まる予定が翌日がお昼から雨の予報で少しでも名古屋に近い場所って事で白川郷ひらせ温泉キャンプサイトへ変更。数台のバイクを見送って午前9時30分、ぎふ大和PAで休憩とキャンプ場へ予約を入れた。
熱中症対策にとこまめな休憩と水分補給に努める。地元のドライバーから長いトンネルがあるから気を付けてと送り出される。写真はぎふ大和PA。
五箇山菅沼集落散策
今回のルートは白鳥IC降りて買い出しをしキャンプ場にてテント設営後、五箇山相倉集落から白川郷へと南下するものだ。ところが買い出しをしてからのR156での走行に思ったよりも時間を取られ荘川ICより再び高速走行とする。
途中の総長11kmの集中力の持続に苦労するトンネルを抜けた飛騨白川PAからキャンプ場へ午後4時に着すると変更連絡を入れた。
五箇山ICで降り、直ぐにあった菅沼集落散策へと切り替えた。
菅沼集落の駐車場 集落へ降りるエレベーター 集落へのトンネル トンネル出口付近 食事処吾郎平
左〜菅沼集落駐車場、二輪車は無料でした。エレベーターで集落へと降りる。ヒンヤリとするトンネルを抜けると集落だ。
トンネルを出て直ぐの所で写真を撮る。右端は食事処吾郎平
ざるそばを食べる団栗村の住職さん ちょっと遅い午後1時に菅沼集落食事処吾郎平にてざるそば800円でお腹を満たした。
やっぱり富山や岐阜に信州方面なら蕎麦を食べなきゃね。味はご想像におまかせします。
世界遺産にもなっている集落をグルリと回り土産物店で地元の特産品を見た。
BMW石さんが手にするのは五箇山の古代民謡「こきりこ節」で踊りながら鳴らすささらである。TV赤かぶ検事奮戦記などで診たぼえがある。
土産物店でささら体験
野菜の作り物が可愛い 土産物店の軒先にぶら下がっているのは全て偽物の野菜です。見れば直ぐに分かるのですが、それがまた可愛いんですよね。
と、言いながら見てるだけでしたが・・・。
駐車場から少し離れた場所の国道沿いにある展望所からの集落の眺めです。
時間が無い時はここから眺めて「はい、行きましょう」でも良いかもね。
菅沼集落展望所
世界遺産白川郷散策
菅沼集落からR156で30分も走らない内に白川郷到着。同じ世界遺産でもこちらは混雑してました。高速で回るより国道のが早い気がします。
案内に従ってR156バイパスのせせらぎ公園駐車場へ停めました。二輪車200円、日本一周中の張り紙をしたバイクがありましたよ。
白川郷集落と繋がるであい橋 集落見所案内板 喫茶狩人でコーヒータイム 散策開始
このであい橋で集落と繋がってます。 まるで高山市内のような案内板。 暑いので喫茶狩人でコーヒータイム。木造作りの雰囲気の良い所です。銘菓白川郷は旨い。 コーヒータイム後に散策を開始しました。まずは山手へ向かいます。
文化喫茶郷愁 田んぼの中に建つのは文化喫茶郷愁、こちらも次回は寄ってみたいね。
県重要文化財・明善寺の前にある。
合掌造り内部を見学 明善寺となりの合掌造りから見学する。白川郷は35年余り前から数回来てはいるがライダーの性か料金の発生する見学場所は入った事が無い。
年齢的に次回は「果たして・・・」なんて気分で入ってみた。
狭い急な階段で二階へ上がると農機具が展示。係員の女の子に大きなゲタの使い方を聞いたり、男の係員の歴史説明に突っ込みを入れたりで時間を過ごした。
三階の窓から見える景色 三階はの飼っていた場所で当時の生活の大変さを感じる。が、窓から見下ろす風景はとても素晴らしい。
見下ろす集落の眺め 合掌集落を上から見下ろす場所もあるので自階は白川郷のみにしてゆっくり回ってみよう。
その時は有料施設ももっと見学だね。
明善寺本堂で神妙に 一階に下りるとさらに置くへと案内されました。そこは明善寺本堂でした。
私は自然と般若心経を唱えてました。あれっ宗派は良かったけ・・・・。中は外と違いひんやりとして涼しかったですね。
日本一周中のライダーと 駐車場に戻ると日本一周中のライダーが話しかけて来ました。私達のキャンプ道具満載に興味を持ったみたいでした。
彼は広島から来た長崎にある大学の学生さんでこれから信州へ行くと言ってました。
北海道へ毎年ツーリングに行くBMW石さんは彼と情報交換をしてました。

白川郷ひらせ温泉キャンプサイト到着

キャンプ場着 白川郷から15〜20分程の午後3時30分、白川郷ひらせ温泉キャンプサイトに到着。ちと入り口が分からず裏手から入ってしまった。
管理人さんに電話をして10分程で管理人さんが軽トラで到着し受け付け完了。
管理棟と荘川の間に広がるバンガローとペットサイトを自由に使ってとの事であった。
歩いて10分の所に温泉施設があるので割引券も頂いた。ただ、ゴミの説明が無かったので???とは思っていたが・・・。
サイトはフリーサイト、明日はお昼から雨の予報なので用心して東屋の側にテントを張った。
BMW石さんのテントはワンタッチで開く優れもので防水もしっかりしている。
設営開始
設営完了 設営を完了したのは到着してから30分余り。二人ともソロ用か二人用の小さいテントなので設営は早い。
気が付いたら一面雲に覆われて来た。
キャンプ場から平瀬の町を見るとトンガリ屋根が見える。それが平瀬温泉しらみずの湯だ。
小さな町並みを抜けて田畑の中の道を案内に従って歩くとほぼ10分でした。地元の叔母ちゃんが田んぼのあぜ道を抜けて近道をしていた。叔母ちゃんにこれを通ると早いよと教えて貰う。
温泉へ向かう
平瀬温泉しらみずの湯 国道沿いにあるしらみずの湯道の駅にもなっている。ヌルっとしたお湯で露天風呂からは山々の稜線が一望であった。
他の客がいたので写真撮影は遠慮した。
入浴料金600円が100円引きでした。
汗を流したらまずは湯上がりビールだ。野営地から徒歩で来られる温泉があるとこれが楽しめる。
まぁ〜贅沢な時間だね。
携帯で日帰りツーリングをしている仲間から連絡があった。同じ会社の携帯だと無料なのが助かるね。私のはソフトバンクです。が、今度はウイルコムかな・・・。
湯上がりビールを楽しむ
酔い覚ましに散歩して戻る 入浴後、叔母ちゃんに教えて貰ったあぜ道で戻ると5分でキャンプ場だ。
荘川にかかる連絡橋の中程にテントが見える。
早速調理に取り掛かるBMW石さんのバーナーは灯油を使うもので骨董品に見える。
実際に古いものなのかも知れない。
調理開始
かんぱーい 調理も済んでまずはかんぱーい、日がかげると段々と気温が下がって来た。ライダー歴がお互いに長いと色んな旅の話が聞ける。
聞く音楽も当然古いものでした。
気が付けば雲は益々濃くなっていた。気にせずに野宴は進む。前夜の町内の会合で遅くなり睡眠の少ないBMW石さんは早々に水平飛行に入ってしまた。 上空は曇り空へ

月18日
朝6時に気象してゆっくりとテントの中で
マットシュラフを片付けながらコーヒーを沸かす。パンとコーヒーで朝食を済ませるが北の空は雨雲で覆われてはいるがまだ降っては来ない。南の空は明るいのでまだ安心していた。
出発準備を整えてゴミを管理棟に持って行くが捨て場所が無い。探しても無いのでゴミ箱の出し忘れとなぜか勘違いをし分別したゴミを置いて来てしまう。
後日、気になってネットでキャンプ場のホームページを確認したら「
ゴミ持ち帰り」の記載が・・・後日、お詫びの手紙を出す。

パンとコーヒーの朝食 BMW石さんはラーメンだった 朝食は私はパンとコーヒー、BMW石さんはラーメンだったような気がしたが・・・。朝の涼しい中で朝食を済ませる。
広いキャンプサイトからスタートするBMW石さん キャンプ場の通用路を駆ける
午前7時、小雨が降り出す中でスタート準備のBMW石さん。 キャンプ場の通用路を駆け抜けるBMW石さん。

まだカッパを着るまでも無いので明るい南の空を信じてスタート。予定のルートを清見村からせせらぎ街道喫茶アグスタでのコーヒータイムをやめ、天候をみながら早目に高速に入り本降りになる前に帰宅へと変更。

御母衣ダム前 R156で御母衣ダムまで来ると雨は止んでいた。ロックフィルダムの雄大な眺めを楽しむ。ダム前の国道には広いゼブラ帯があるので停めやすい。
荘川桜見学 一旦は天候が心配で寄らずに通り過ぎたがUターンして荘川桜を見学。中々満開の時にチャンスがないのが残念だ。
分水嶺に寄る 荘川ICからは上がらずR156の山岳路を楽しみつつひるがの高原まで来た。国道沿いにある分水嶺に寄る。
ぎふ大和PAで休憩 白鳥町まで来ると空は明るくなるもののまだ心配もあり白鳥ICから東海北陸道へと乗った。直ぐのぎふ大和PAで休憩し土産物を購入。
三河地方で有名な地元ラーメン、キリンラーメンが販売されており三河出身のBMW石さんは喜んでいた。
関SAで昼食 午前10時20分、関SAで早目の昼食に高山ラーメンを食す。「旨かった」!一宮jctから名神に入りBMW石さんとは一宮ICで別れて、私は清洲線〜名古屋高速でお昼過ぎに自宅着となった。
雨は結局降らなかったね。


燃料代金 2.520円
高速代金 4.200円(往復ETC通勤、他割引利用)
食料代金 6.465円(キャンプ買いだし分とビール代、途中の飲食代含む)
キャンプ代金 840円(バイク一台+大人一人)
白川郷駐車場 二輪車200円
ひらせ温泉しらみずの湯 500円
合計 14.725円
走行距離 一日目 239km 二日目(書き忘れで不明)

五箇山、白川郷散策キャンプ旅ルート図

後記
いやいや、雨の予報で慌てて帰宅したものですから疲れました。マイペースでゆっくりが一番です。「風の吹くまま、気の向くまま}が一番ですね。

キャンプを長くやって来てゴミ箱がなきゃー持ち帰るってのを気が付かないとはお恥ずかしい限りでございます。


風の吹くまま気の向くまま・・・これが一番難しい