団栗村の住職さんの説法コーナー百二十三
来年から年金が貰える年になっちゃいました。てっ事は親もそれなりに年でございます。
私は伊勢湾台風の時に疎開しましたがお袋は戦時中に集団疎開を経験しています。最近、その話をするようになり「疎開したお寺がどうなっているか知りたい」と言うんです。
ならば見て来て写真を撮って来ましょうと愛馬シャドウに跨がりR41を飛騨川に沿って北上。さてさて、どんな旅になりましたやらご覧頂ければ幸いです。

HP担当 団栗村の住職さん

団栗村の住職さんの懐メロを歌う渡り鳥シリーズ45・先祖の墓と戦時中の疎開先を尋ねる平湯キャンプ旅!

平湯キヤンプイラスト
よせば良いのに満載の重い荷物の上に薪まで積み込んでキャンプ場の狭い砂利敷き通路へ入った。その途端、弱気になったのがいけなかった。ブレーキをかけたらズルズルッ
とやっちゃいました。
起こせない、踏ん張ってもダメ!今まであった自信がボロボロ、(あきら)めて管理棟のスタッフさんに助けて貰いました。スタッフさんが神様仏様にみえましたよ。

先祖の墓参りをしてから出かけるぞ!

9月17日

自宅付近を走る   自宅を朝7時過ぎにスタート。団地の中を抜けていると後からガサガサと音がする。?と思ったら荷物の上に積んだお供えの花を包んだビニール袋が音を立てていた。
気を付けて行けよとの先祖の声かも知れない。(あわ)てずのんびり行こうぜ!


墓参り  本日は祭日、通勤の渋滞もないので一時間もかからずに到着だ。私の住む海辺から市内を真っ二つに割って通過する感じとなる。
荷物満載で積んだのは花だけ、ロウソクと線香がないがお許し願いたい。
家内安全と身内の健康に旅の無事と倶楽部員の無事故無違反を願う。バイクでの墓参りは確か二回目だ。さぁ~R41でどこかで朝飯としよう。 

知り合いのライダーと出会いながら道の駅ロックガーデンひちそうへ!

お墓を出て10分ほどでR41に出る。朝食にと小牧IC手前にあるマクドナルドへと向かっていると祭日で多くのバイクが追い越して行く。気が付くと四輪数台前をハーレー軍団が
走っていた。遅い四輪も追い越さずに走っているのでマック向けかと思ったら案の定マクドナルドと入って行く。
交わるのが苦手な私はそのまま直進「まぁ~どこかで食べよう」と走る。

カレーうどん  午前9時18分、途中で給油して道の駅ロックガーデンひちそうまで来てしまった。
小牧を過ぎてからホンダCB750K0の集団を見付けた。私を追い越す時に手を振って行くライダーを見たら旧車ツーリングに参加して貰っている一宮のKさんとそのお仲間でした。
遅めの朝食は道の駅でカレーうどん、スパイスが効いてまずまずだ。 
飛騨川の渓谷美  石の博物館  道の駅は飛騨川の渓谷美が堪能できる場所にある。展望所から景色を眺める。日本最古の石の博物館が併設されていて家族連れなら楽しめるだろう。レッキーくんが待っているよ。
駐車場には数多くのライダーが来ていた。  

お袋の集団疎開地、龍門寺へ!

道の駅を出て最初の信号が中麻生上、ここを左へ曲がれば龍門寺への道だって言うのは昔から聞かされて知っていた。初めて左折し県道64を走ると閑散とした集落となり
川沿いからなだらかな傾斜で山を見上げるとお寺が見えた。
あれっと思いツーリングマップルで確認するも違っていた。その景色は映画八っ墓村の犬神家のようだった。
10㎞ほど走ると龍門寺の案内があり右折して行くと田畑の中に大きなお寺が見えました。山門の碑に龍門寺と書いてある、間違いあるまい。

龍門寺
ネット検索で300台収容の駐車場とか折々で色々な行事をやっているお寺らしいが写真のように駐車場は広い。本堂へ行くと参拝自由と書いてあったが断りを入れようと
関係者を探すが誰もいない。奥の自宅?の方からご婦人達のお経、いやいや歌声が流れて来る。
声を掛けるのはやめて美しいと言われる庭を裏手より見学。気を付けないと不審者と間違われるかもね。この庭や池に周りの田畑でお袋達が遊んだんだろうね。

山門の龍と碑
左甚五郎作と言われている山門の龍の彫り物、夜な夜な抜け出すと言う。疎開した子供達と夢の中で遊んだのかも知れない。

今日の寄り道は終わり、買い出ししてキャンプ場へ行こう!

萩原町スーパーバロー  県道64~58へと替わる道は二車線の気持ちの良い緩やかな走りやすいものでした。井尻の信号からR41へと乗り換えて飛騨川に沿って飛騨路を満喫し萩原町でスーパーバローへ。
今夜の食材とビールを積みました。後にネギが顔を出しているのもご愛敬か・・・。 
道の駅なぎさ   道の駅飛騨街道なぎさに休憩しようと入ったら知り合いのCB750K0の集団と又々バッタリ。何でも1台故障して帰り残ったメンバーで高山へ行くと言っていた。
お互いの無事を祈って別れました。

平湯峠から見下ろす
久々野からは県道87へと乗り換えてR361飛騨ふるさとトンネルで平湯までショートカットでR158へ。平湯トンネルを抜けた峠から平湯スキー場方面を見下ろします。
真ん中上が平湯スキー場、矢印の辺りにキャンプ場があります。

管理棟で薪を積む  午後1時30分、平湯オートキャンプ場管理棟に到着。バイク+大人一人+ひらゆの森無料券+(たきぎ)代=1.900円は安い。後で薪を取りに来るのが面倒だと満載の荷物の上に積んだのが運の尽きだったのかも知れない。
ゲッ「重い」と感じつつ狭い砂利敷きの二輪車通路へ進入。嫌な感じがしたんだよね。目の前の木を右へ避けようとしたら思ったように動かない、ブレーキをかけたらフロントタイヤが右へズルズルッ後は立ちゴケあるのみでした。
支える間もなく積んだ薪が崩れて行くぅ~!何度やっても起こせない自分の力に愕然(がくぜん)。諦めて管理棟へ電話して助けて貰いました。 

気を取り直して設営開始だ!

設営完了  いつもの場所です  軽トラで駆け付けてくれた管理棟のスタッフさん神様に見えました。砂利で滑って中々起こせずご面倒をかけちゃいました。
お礼を言うと「シャドウですね」と私のバイクの名前を当てるところは彼はライダーだったと思います。その言葉に対応できず残念、そんな余裕は無かったもんね。 
なので野営地も探す余裕もなくなりいつもの場所へ設営完了。平湯スキー場が望める場所です。

ひらゆの森へ歩いて行こうぜ!

ひらゆの森までの景色
貰い忘れた温泉無料券を管理棟で頂いて徒歩10分、行きは下りって事は帰りは(のぼ)り・・・・飲んだ後だときついな。
スキー場に安房トンネル、平湯峠の高架橋を望みながらひらゆの森へ着きました。駐車場は満車、二輪車置き場は一台もいなかったですね。畳敷きの廊下を進めば温泉です。

湯上がり缶ビール   入浴後は休憩室でのんびりと湯上がり缶ビールを楽しみます。湯船の混雑に比べると休憩所は空いてました。何年か前だったでしょうか金髪の女性が浴衣(ゆかた)丹前(たんぜん)を綺麗に着こなし、きちんと正座して姿勢正しく読書をしていたのを思い出します。
かえって外人さんの方が日本を分かっていたりしてね。最近の日本は私には意味不明です。

野営地へ戻り野宴を始めましょう!

愛馬と語り合おう
飲んでからの上り坂はやっぱりつらい。息も絶え絶えで無事に野営地へ帰還です。夕刻になり気温も下がるはずですが温泉効果と昼間の暑さがまだ残りTシャツで充分。
愛馬を愛でつつ又々缶ビールタイム、バイク語は分かりませんが旅人やライダーなら気持ちは通じます・・・だろ、何とか言えよ!
バイクは無言、でも笑っていましたよ。

豚肉とネギの炒め物  鯖の味醂干し  今夜の料理は簡単なものばかり、ごま油を敷いて塩こしょうで味付けした豚の角切りとネギの炒め物(さば)味醂干(みりんぼ)しとどれも私の好物です。 

夜は焚き火とともに
冷えて来た夜は焚き火で暖をとって過ごします。Gパントレーナーに上にフリーズで済みましたから冷え込みはそれ程でもなかったと思います。

テントの中で懐メロタイム   焚き火が終わり、テント戻って飲みながら静かに懐メロを聴きながら就寝までを過ごしました。歌は小林旭が多いですが戦前戦中戦後流行歌で楽しみました。

一日目のルート図

平湯キャンプ一日目のルート図


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9月18日
まだ薄暗い早朝から帰宅の用意です。年寄りと暮らしていると早めの帰宅をしないと家の事が片付きません。なのでキャンプの朝は早いんです。
朝食は鮭のおにぎり鮭茶漬けしじみの味噌汁で行きます。

簡単鮭雑炊?  これはアメブロ仲間のKAJIさんのまねですがお椀に入れたおにぎりを潰してそこへ(さけ)茶漬けをかけます。そしてあつい湯をかけてかき回せば簡単鮭雑炊?のできあがり。
これ結構気に入ってます。飲んだ翌朝にはバッチリ、しじみの味噌汁も美味しいですよ。 

奥飛騨を巡り神岡へ行こう!

野営地から管理棟へ
午前8時過ぎに慎重に狭い砂利敷きの二輪車通路をフラフラしつつも無事通過。管理棟へ寄り昨日のお礼に伺いました。管理棟前で撮った愛馬の荷物積載、焚き火台の
下敷きのアルミ板は重いのでボックスの後に挟み込みました。多少は違うか???。

奥飛騨温泉郷オートキャンプ場   ひらゆの森手前の信号を左折してR471で福地温泉新平湯と抜けて行く。栃尾の信号で左折すると奥飛騨温泉郷オートキャンプ場がある。久し振りに立ち寄りました。
管理棟の係員さんに断りをして下見です。これで二回目の下見だがね。写真は場内から出入り口を撮りました。
奥飛騨温泉郷オートキャンプ場   中央付近よりの景色、見晴らしは良い。ここは道の駅が隣接しているので食事はレストランで済ませる手もある。簡単気楽に野営するってのも良いかもね。
更に場内に温泉があるんだからあるかなくても温泉が楽しめるし入浴後の湯上がり生ビールを道の駅で味わおうか。バイクサイトの事を聞こうとしたが係員さんは電話対応中で次回にする。
道の駅宙ドーム神岡  山間を快適に駆け抜けて午前10時、道の駅宙ドーム神岡に着く。空いていたのは土産物店だけで他は閉まっていた。ドーム型の建物の事務所には事務員もいたがあちこち見てもカミオカンデに関するものは見当たらず。
事務所で聞けば良かったのかもね。トイレの作り方は変わっていたのが印象的だった。 

R41で神岡~高山へのつもりが・・・
R41へ出て数河高原近くのドライブインで昼飯かと思ったらナビが左折と指示、たまには従って見ようと左折すると県道75、走りやすくて高山へのショートカットの道だった。
予定は高山の国八食堂です。ライダーに人気の鉄板料理の店、豆腐ステーキを食べに行くはずだったんですが・・・。

景色の良い道の駅飛騨古川いぶし  道の駅飛騨古川いぶし着、国八食堂パスしました。古川の手前から始まった工事中片側通行で何度も止められ気が付くと右折荘川清見の案内に予定変えちゃいました。
県道90で狭い道をクネクネと上がり午前10時40分着。レストランで食事のつもりが準備中でトイレだけ借りました。山の上にある景色の良い所です。 

R158~R156で荘川から郡上へ「腹減ったぜ」!
R158へ出て迷いました。せせらぎ街道R156か、せせらぎは来月走るのでR156を選択。荘川IC付近の給油所で燃料を補給と立ち寄りましたが忙しいのか
無視されました。
5分待って(あきら)めて先へ、予備になるギリギリで牧戸の信号の給油所で補給完了。ホッとしたら自分の腹が余計に減りました。

高山味噌ラーメンで昼食  郡上まで走り郡上八幡ICから高速へ乗り関SAでやっと午後12時40分、ここまで来て高山味噌ラーメンで昼食としました。旨い!次回は板蔵ラーメンでも食べようかな・・・。
ここからは名神、名古屋高速と走り午後2時10分、自宅着としました。 

キャンプ旅経費

燃料代金 2.942円
高速代金 2.660円
食料代金 6.449円(キャンプ買いだし分とビール代、途中の飲食代含む)
キャンプ代金 1.900円(バイク一台+大人一人+薪代+ひらゆの森無料券)
合計 13.951円
 走行距離 一日目 204km 二日目 261.4km 二日合計 465.4km 

平湯キャンプ二日目ルート図

二日目のルート図



動画

  一日目 先祖の墓参りとお袋の戦時中の疎開先を訪問し平湯へ到着。野営地入り口で・・・・。
  一日目続編野営 入り口で転倒も管理棟スタッフさんの手助けで無事脱出し野営と温泉を楽しんだ。 
   二日目 無事に野営地を出て奥飛騨から神岡にひるがのと走った。


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